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WIDEセフティパイプ工法【マンホール浮上防止対策工法】
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WIDEセフティパイプ工法 マンホール浮上防止対策工法
- 浮上防止対策を施していないマンホールは、地震で浮上する危険性があります。WIDEセフティパイプ工法で浮上対策を! -
WIDEセフティパイプ工法とは
地震時において、マンホールが浮上する要因の一つとして、マンホール周辺の地盤に発生する過剰間隙水圧が挙げられます。WIDEセフティパイプ工法は、地震によって発生したマンホール周辺地盤の過剰間隙水圧を消散し、マンホール内部に排水します。その結果、液状化によるマンホール周辺の摩擦力低下を抑制することと集水管に作用する土圧により、マンホールの浮上を抑制する工法です。
<概要図>
特 徴
1
マンホール内部から集水管を設置するため、マンホール周辺の掘削工事を必要としません。
(既設マンホールの場合)2
地上の占有面積が小さくても施工が可能です。3
マンホール内への排水は地震が発生した時だけですので、無用な水を下水に流しません。4
既設マンホール・新設マンホールに対して施工できます。
<メカニズム>摩擦力と土圧が浮上を抑えます。
大規模な実験を繰り返し行い、効果を確認しました
<1/2スケール実験>
<施工手順>
マンフォール内足場の組立
削孔中
集水管の挿入
工事完了
WIDEセフティパイプ工法 加震実験動画
無対策品 加震実験
(約7MB/45秒/mp4形式)
対策品 加震実験
<外側からの様子>
(約7.2MB/43秒/mp4形式)
対策品 加震実験
<内側からの様子>
(約18MB/58秒/mp4形式)
地上の占有面積が小さくても施工が可能です
地上占有面積10m×3.5mで施工可能です。駐車場別途ならば占有面積5m×2.5mで可能です。
※下図は一例です。実際の現場においては警察署の指導にしたがってください。
<占有面積の例>
施工実績一覧表
年度 | 工事名 | 工事場所 | マンホール | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
号数 | 基数 | ||||
平成21年 | 阿賀野川流域下水道 (新井郷川処理区) |
新潟市他 | 組立3号 | 2 | 既設マンホール |
阿賀野川流域下水道 (新井郷川処理区) |
阿賀野市他 | 組立1号・2号・3号 | 12 | 既設マンホール | |
西川流域下水道 (西川処理区) |
新潟市 | 組立2号 | 3 |
既設マンホール | |
平成22年 | 魚野川流域下水道 (堀之内処理区) |
魚沼市 | 組立2号 | 7 | 既設マンホール |
魚野川流域下水道 (堀之内処理区) |
魚沼市 | 組立1号 | 13 | 既設マンホール | |
魚野川流域下水道 (堀之内処理区) |
魚沼市 | 組立1号・2号・3号 | 8 | 既設マンホール | |
魚野川流域下水道 (六日町処理区) |
南魚沼市 | 現場打3号 | 3 | 既設マンホール | |
魚野川流域下水道 (六日町処理区) |
南魚沼市 | 組立2号・3号 | 6 | 既設マンホール | |
平成23年 | 一般国道415号(富山東バイパス)道路改良に伴う下水道管布設替(その2)工事 | 富山市 | 組立1号 | 1 | 新設マンホール |
新技術研究成果証明書を取得
下水道機構との共同研究により開発しました。
WIDEセフティパイプ工法は,財団法人下水道新技術推進機構の「マンホール浮上防止に関する公募型共同研究」により開発された工法で,「新技術研究成果証明書」の交付を受けています。また,研究成果は技術マニュアルとして発行されています。